ネットリンチの当事者がリンチを無視するのは子どもじみた現実逃避
2ちゃんねるにスレが立った時点でネットイナゴは標的を身元を特定している。
ネットイナゴは標的を犯罪者に仕立てるために標的のSNS・ブログのページのスナップショットを保存し、ある程度個人情報と攻撃材料を収集してからスレを立てる。
標的となった者は個人情報を迅速にSNS、ブログから削除しネットイナゴのさらなる情報収集を抑える必要がある。ただしネット上のアカウントごと全てを削除すると反証や牽制の場を失い対抗の手段を失うので不利を招く。
多くのネットリンチ被害者は救いようのない自閉性を発揮してあらゆるコンタクトを拒絶し自ら状況を悪化させる。
アカウント削除の悪いケースとして2009年、大学生がホームレスと見られる人物に生卵を投げつける模様を撮影した動画をmixiに投稿したことで発生したネットリンチのケースがある。
2ちゃんねるネットイナゴは動画投稿者のSNSの投稿を漁り、卵を投げつけた若者が兵庫県内の大学生であることを特定。
しかし、さらに関係者のアカウントの詮索を進めると仲間のmixiアカウントからホームレスの扮装をした仲間の画像が発掘され、学生同士が遊びで撮影したニセ動画であることが判明した。
学生は2ちゃんねるに恐れをなして脊髄反射的にmixiアカウントを削除してしまったため「このホームレスは偽者であり、自分達の動画はパフォーマンスである」と反証する機会を自ら潰してしまった。
2ちゃんねるはこの事実を無視し「ホームレス襲撃学生」という虚偽だけを一方的に流布して、彼の大学に退学、内定企業に内定取り消しをさせるためにリンチを続けた。
その一年二ヵ月後、大学生はリンチに無抵抗と沈黙を続けたまま大手企業の内定を辞退して留年し、専門商社に内定していた。
だが専門商社が公式サイトで彼の実名と画像を内定者一覧として紹介していたのをネットイナゴが発見して晒したことでネットリンチが再開することになった。
散々沈黙と逃避を続けたあげくに、自分の顔写真と実名を企業のホームページに掲載させた学生はあまりにも無防備で自滅的な行為である。
パソコンの電源を切ればリンチも消えると思い込んでいるならそれは狂気じみた迷信である。
ネットリンチ被害者の過剰な沈黙と現実逃避によって、ネットリンチの違法性が法的に可視化されることなく、次なる被害者を生んでいる.
被害者達が沈黙と逃避を続ける限り、学校のいじめ問題のように死人が出ない限り,社会に問題意識が形成されることはないだろう.
2012年以降2ちゃんねるのなんでも実況J板では学生と弁護士の二名に対する名誉毀損、脅迫が7年以上に渡り継続している.
なんでも実況J板の固定ハンドルで当時高校生だった長谷川亮太氏が他の投稿者達から個人情報を特定され大量の名誉毀損被害を受けた。
長谷川亮太氏は唐澤弁護士に名誉毀損投稿者のIP開示請求を依頼したが、なんでも実況Jのイナゴは弁護士も標的に加えてリンチを過激化した。
以前は2ちゃんねる内でもタブーだった殺害予告を乱立することが常態化。
ネットイナゴは長谷川亮太氏に対する名誉毀損・侮辱スレッドを2ちゃんねるで2万件以上投稿し、弁護士に対する殺害予告スレッドは2ちゃんねる内だけで1100件以上。特定人物に対する殺害予告数としては2ちゃんねる史上最多である。
ネットイナゴは長谷川亮太氏と唐澤弁護士への名誉毀損・侮辱・脅迫投稿、悪意ある動画や画像をあらゆるサイトに拡散し続け.長谷川亮太氏の自宅をつねにストーキングして家族を盗撮し個人情報を晒し中傷し続けている。
ここで「リンチに反撃すると余計火に油を注ぐことになる」と誤解してはならない.無抵抗だろうと反撃しようとネットイナゴは標的を攻撃し続ける.
殴られたら殴り返すのは当然のことではあるが,一発だけ殴り返して戦意を放棄したら相手からの攻撃はより過激化する.「戦っている」という自覚を持ち諦めずに反撃し続しなければならない.
有効策とされていた開示請求に効果がなかったために長谷川亮太氏は戦意を喪失し 「放っておけばいずれ収まる」という無気力に陥り,ネットイナゴにされるがままになった.
弁護士は何人かのネットイナゴに損害賠償を請求するなど微々たる反撃を続けてたが、長谷川亮太氏は現在に至るまで完全に沈黙している。
ネットイナゴへの簡易的なカウンター
2ちゃんねるで削除要請しても2ちゃんねるは難癖の繰り返して結局削除を拒否するパターンが多い。
警察への通報、裁判を起こす前に削除要請して当該投稿が消えてしまうと中傷の証拠が消えてしまうので注意。
ネットイナゴを刑事告訴する
電話で通報しても警察が動く可能性は低いので、まずは最寄りの警察署に刑事告訴状を提出、もしくは県警宛てに刑事告訴状を郵送しよう。
連投によるスレッドの強制停止、またはサーバーの機能停止
掲示板管理者が削除要請を拒否してあなたへの権利侵害を放置した場合はサイト全体が加害者となり、さらに法律が機能していない現状では自らを守るために緊急避難、正当防衛としての実力行使が必要である。
襲いかかるネット暴力に対しては手動もしくはスクリプトなどの暴力的手段で対抗し被害の拡大を防ごう。
ネットリンチ発生から一週間以内の迅速な対抗がリンチが長期化するか収束するかを左右する。ネットリンチを放っておいても自然に収まることはない。標的の社会的抹殺を目指す血に飢えたネット暴徒から24時間攻撃を受けていながら何の抵抗もしなければ,当然ダメージは分刻みで増える一方である.
ネットリンチを感知したら24時間以内に自己防衛を開始しなくてはならない。初期鎮火が成功すれば約一週間で2ちゃんねるから勢いは消える。あとは専門板に分散する残存スレを埋める。
逆にネットリンチを一週間放置して、イナゴに背中を見せたり、死んだフリをしてやり過ごそうとするとあなたが守るべき多くのものが骨の髄まで食い尽くされる。
リンチの起点となった掲示板やSNS、動画サイトなどに自ら出向き、中傷者に対してはアグレッシブな言動で毅然と法的対処の意思を表明、自己弁護、反論等を展開して徹底抗戦すれば一定の牽制になる。結局なりふりかまわず目立ち続ける奴が力を持つ。
自宅や職場を徘徊するスネーク、、自称ジャーナリストを私人逮捕する
民事訴訟は事後処理
あなたへの侮辱と個人情報拡散が24時間が進行する中で弁護士に法律相談をして訴訟準備をしている暇はない。リアルタイムの脅威に対しては民事の法的対抗は事後処理の効果しか期待できない。
民事は相手を訴えて「誰々に金を払え」というレベルのものでしかなく警察は介入しない。事の善悪を決めるものではなく相手側は犯罪者として処罰されるわけではない。
対して刑事事件は犯罪者として逮捕され刑務所行きになったりマスコミに実名報道される。
ただし民事裁判で勝訴すれば、被害者は賠償を請求できるとともに、失われた社会評価を回復するための謝罪広告の掲載等が請求できることになっている。
悪意の塊である掲示板管理者は言うに及ばず、プロバイダーも基本的に儲けにならない仕事はしたがらないので開示を阻みリアルタイムの被害阻止としての効果は弱い。
民事で投稿者に対抗するには時間とコストを要する
弁護士にネット誹謗中傷犯捜しを依頼した場合コストは約50万円かかる※1
(1) 掲示板にIP開示 約20万円
(2) 開示されたIPからプロバイダーへ住所開示 5~10万円
(3) プロバイダーが住所開示した場合、プロバイダーへの開示を要求する訴訟 約30万円
民事裁判で勝訴しても 加害者・被害者双方が一般人である場合、慰謝料は上限額は100万円以下。
ほとんどは20~30万円程度。さらに損害賠償金を踏み倒される可能性も高い。2ちゃんねる責任者西村博之は、敗訴43件で制裁金4億円不払いのままである
http://woman.mynavi.jp/article/140618-25/
http://woman.mynavi.jp/article/140420-56/
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20071025/1003871/?P=4
http://www.yomiuri.co.jp/feature/2007ranking/20070305it05.htm
中傷事件を担当した弁護士がネットリンチの標的に加えられた事例もあるため、胆力のある弁護士を選ぶことが重要である。
名誉回復には積極的な情報発信しかない
開き直れ、徹底的に開き直れ。自らの生命力を限界まで誇示し、自分のあらゆる要素を正当化しろ。
ネットリンチのダメージ回復には、SNS、ホームページ、マスコミを利用して積極的に自分をPRするメディア戦術が必要である。
ネット中傷に詳しいユーチューバーに転身する、ネット中傷を解説したポッドキャストを始める、ゴーストライターを雇って体験談を電子書籍で出版する、自らを被写体にしたドキュメンタリーの企画を映画会社やテレビに売り込むなどして逆境を利用し、イメージ浄化をしなくてはならない。
ネットリンチの標的になった時点で私人から有名人へ転換を余儀なくされる。
ネットイナゴの回線を強制解約させる
ブログのコメント欄や海外IPから投稿不可に設定した自前のレンタル掲示板(したらば等)または自作の掲示板を用意し、「○○のネットリンチ専用掲示板を作りました。5ちゃんねるのスレはすぐ連投で潰されるのでこちらに避難しましょう」など自演でイナゴを誘導する。
管理ページから投稿者のリモートホストを確認してプロバイダーの迷惑行為報告フォームからIPを報告して回線を強制退会させる。
匿名で可能
各プロバイダー迷惑メールや迷惑行為に関する報告フォーム一覧
https://ja.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:ISP窓口
件名:掲示板での不適切な投稿についてのご連絡 本文: ××××× 御担当者様 ○○掲示板を管理しております、○○と申します。 当掲示板にて下記の貴社ホストより、以下の様な不適切な投稿がありましたので御報告いたします。 なお、該当する書き込みは削除されている場合があります。ご了承下さい。 ・書き込みが行われたスレッドとレスのURL ・書き込み内容の全文 ・書き込みが行われた時間(○月○日○時○分から○時○分) ・およびIPアドレス(ホスト名) ・掲示板への書き込み内容、およびその内容の問題点(簡潔に) 例:犯罪を予告する書き込みをしております。 このような行為は違法行為であり、当方からも勿論警察への 通報を行なっております。 貴社には調査及びログの保存をお願いすると同時に、もし警察より照会等がありました際にはご協力をお願いしたく存じます。 また、証拠隠滅を避けるため、該当するユーザーへ警察へ通報済である旨の 通知は控えて頂きますようお願い申し上げます。 なお、このメール及び、貴社よりの返信等、事態の経過に関しては、当掲示板内にて公表させていただく場合があります。あしからずご了承ください。 |
※1 IT弁護士カンダのメモ。ログ保存の仮処分 http://kandatomohiro.typepad.jp/blog/2010/11/ログ保存の仮処分.html。
※2ネット履歴を「残せ」警察庁vs「消せ」総務省 PRESIDENT 2013年 http://president.jp/articles/-/9687
※1 2ちゃんねる等で誹謗中傷されたらどう対処?犯人探しはハイコスト・ローリターン Business Journal http://web.archive.org/web/20130728194830/http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130417-00010000-bjournal-sci